記念日の動向:アパレル素材の記念日が増えている!
日本一の綿花取引量を誇る繊維専門商社である豊島株式会社が制定した「オーガビッツの日」(8月29日)。その「記念日登録証」授与式が、先日、東京・豊洲の「CAFE;HAUS」で行われた。「オーガビッツ」とは豊島株式会社が展開するオーガニックコットン普及のプロジェクトで、現在70ブランドが参加し、年間100万枚のオーガビッツ商品を生産。そのプロジェクトでは6つの慈善団体に資金援助をしており、世の中をちょっとづつ変えていくための社会貢献活動にその輪を広げていくという。
ファッションと記念日の相性はとても良く、日本記念日協会に認定登録されているものは50件以上あるが、最近注目されるのがアパレル素材の記念日が増えていること。「太物の日」(2月10日)、「コットンの日」(5月10日)、「いいレザーの日」(11月3日)「オーミケンシ・レーヨンの日」(3月4日)、「デニムの日」(10月26日)、「帆布の日」(8月2日)、そして今回の「オーガビッツの日」などなど。製品化される前の素材の段階から記念日を制定することで、より製品の良さを知ってもらいたいと考える企業や団体が増えている。それほど他の製品との違いを訴えることに大きな意味があるということだろう。
「コーヒーの日」ではなく「コーヒー豆の日」でもなく「キリマンジャロコーヒー豆の日」を記念日とする時代がもう来ているのかもしれない。